2012年11月21日 19:38
あずきは古代には薬として利用されていました。あずきの外皮に存在する「サポニン」という成分は、溶血作用があり、血栓(血のかたまり)を溶かす働きがあります。むかしの人はお産の時に出来た血栓が体内をめぐって心臓や脳でつまらないように、産後の肥立ちが悪い女性に”あずきがゆ”を食べさせたのです。また、あずきに多く含まれる鉄分は、血液の原料でもあるので、その供給にも有効でした。あずきに含まれる豊富な食物繊維は、食物の腸内滞留時間を短くしたり、インシュリンの分泌を正常化するなど、肥満や糖尿病、大腸ガンなどの予防に効果があるといわれています
あずきの他の成分としては、カリウムに利尿作用、便通、緩下剤としての効果があります。 又、小豆の煮汁には紅茶の色素と同様のD-カテキンが含まれ、体内の過酸化脂質を抑え、発ガン抑制効果があります。D-カテキンはポリフェノールの1種でポリフェノールと言いかえることもできます。サポニンにも抗酸化力があるといわれています。でポリフェノールと言いかえることもできます。