ドイツ メルケル首相の演説

太田川沿いの桜もここ二、三日で一気に満開になりました。

ドイツ メルケル首相の演説


桜は春を詠う心の季語だといわれます。 華やぎと、希望と、うつろいが多くの歌に詠まれ、多くの人に親しまれてきました。 

ただ、今年は、新型コロナ感染症でこの春めいた日常も様変わりしようとしています。

7日には、関東、大阪、九州の都市に非常事態宣言が出されるとのこと・・・都市部の人たちの生活が大きく変わります。 

都市で飲食を営んでいる友人が、つらい状況の中、電話をかけてきました。「こんなことは、はじめて・・・先が見えなくて」おなじ自営の身に言葉が詰まりました。

以下は長い引用になりますが、これはドイツのメルケル首相が3月の半ばに国民に語った演説の一部です。

「コロナウイルスは現在わが国の生活を劇的に変化させています。

私たちが考える日常や公的生活、社会的な付き合い ― こうしたものすべてがかつてないほど試されています。

何百万人という方々が出勤できず、子どもたちは学校あるいはまた保育所に行けず、劇場や映画館やお店は閉まっています。

そして何よりも困難なことはおそらく、いつもなら当たり前の触れ合いがなくなっているということでしょう。

もちろんこのような状況で私たちはみな、これからどうなるのか疑問や心配事でいっぱいです・・・略・・・

経済全体にとって、大企業も中小企業も、商店やレストラン、フリーランサーにとっても同様に、今は非常に困難な状況です。

今後何週間かはいっそう困難になるでしょう。

私は皆様に約束します。

連邦政府は、経済的影響を緩和し、特に雇用を守るために可能なことをすべて行います。

わが国の経営者も被雇用者もこの難しい試練を乗り越えられるよう、連邦政府は、必要なものをすべて投入する能力があり、またそれを実行に移す予定です。・・・・私たちは、どの命もどの人も重要とする共同体です。・・・」


まだ心を打つ言葉は続きます。

 困難に遭ったとき人は、それを乗り切る言葉を求めます。

それが国という組織なら政治家がその任をはたします。そしてその言葉が、次の文明の素地になっていくと明治の政治家が語っていました。

いつになく長い文章になってしまいすみません。 しばらくは、つらい状況がつづくと思いますが人のつながりを大事にして乗り切っていきたいと思います。 いつでも声をおかけください。


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